日誌

タイル床をクッションフロアへ!

タイル貼りの床は少ない?

 タイル貼りの床は、在来工法のトイレや洗面所などに多く採用されています。中でも築年数40年以前の木造住宅に多くみられます。

タイル貼りの床は最近ではかなり減ってきました。

個人的にはおしゃれなタイルの床はすごくカッコよくて憧れるんですが、現在の住宅における水廻りにはクッションフロアやフロアタイルに代表されるビニール系の床材が多く採用されています。

リフォームにおいてもタイル床をクッションフロアに変えたい!という要望が大変多く寄せられます。

 

なぜクッションフロアに?

 タイル床からクッションフロアにリフォームしたいというお客様の中でも、多くの方が共通したお悩みをお持ちです。

その悩みとは?

ズバリ!「掃除のしやすさ」です!

タイル床はどうしても目地があり汚れが溜まりやすいうえに、目地に入り込んだ汚れを取り除く手間を解消したいという方が多いようです。

確かにモザイクタイルのように小さいタイルがビッシリ貼ってあれば、その分目地もたくさんあります。(目地=タイルとタイルの間に詰めてあるコンクリート系のパテです)

目地はタイルを貼る時に現場で練った目地材を職人さんが詰め込んでいきます。したがってタイルのように釉薬処理がしてあるわけではありません。なので水も染み込むし、汚れやカビが残りやすいわけです。

そこへいくとクッションフロアはビニール系のシートを繋ぎ目なく貼ることができます。タイルのような硬さはありませんが、その分掃除時にはササっと拭き掃除だけで済みます。

さらに滑りにくい、タイルに比べて安価というメリットもあります。

滑りにくい床材にリフォームするのは介護保険を利用して補助金を受けることも出来ます。

※(介護保険は要介護認定を受けている方が同居しているなど条件があります)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/gaiyo/index.html

↑ 介護保険 概要(厚生労働省)

 

↑ タイル貼りの床 リフォーム前

クッションフロアを貼るための下処理

 タイル貼りの床きらクッションフロアにリフォームしたい!という理由も頷けますね。

では、具体的にタイル床からクッションフロアにするためにはどんな工事が必要なのでしょうか?

クッションフロアはそのシートの厚みはわずか1.8ミリ程度しかありません。さらに大変柔らかい素材のため、デコボコした面に貼ることは出来ません。

わずかな段差や小さなゴミがあるだけでもクッションフロアの表面にその影響を受けてしまうため、なるべく平滑な状態に下地処理をしておく必要があります。

平滑にするためには主に2パターンです。それぞれのメリットとデメリットを比較してみましょう。

 

①ベニヤ板などで平滑な下地を造作する

メリット:ベニヤ板を張るために角材を仕込む、あるいは床下をしっかり作り断熱材を入れる事で底冷えの解消が期待できる。

デメリット:角材やベニヤ板の厚み分の段差が出来てしまうため、既存のタイル床の解体工事が必要。解体工事、その処分費用、さらに造作工事代が合わせて必要になるためリフォーム費用がかさむ。

 

②セメント系の素材を平滑に均す

メリット:レベラー材(セメント系の建材)を使用すれば薄塗りが可能なため大掛かりな解体工事が不要。

デメリット:断熱や底冷えの解消は出来ない。

↑ タイルの上にレベラーを平滑に均した直後

 

 いかがでしょうか?①②共にメリットがありますよね。そこは使用頻度や可能な工事期間など、複合する条件に照らし合わせて選択していければ良いかなと思います。

↑ レベラー乾燥後にクッションフロアを施工

 

 いずれの場合においても、お客様の心理としてトイレのリフォームはなるべく短い期間で納めたいと思います。

とはいえ毎日使う場所、しかも基本的に用を足す休憩場所であると考えると快適に過ごせることも大事です。KPPKではしっかりとヒアリングしたうえでベストなご提案を心がけています。

また考え得るメリット、デメリットをしっかり共有する事で安心してお任せ頂ける事に繋がればと考えております。

トイレや水廻りのリフォーム、そろそろかなぁとお考えの方!お見積りやプランニング、下見などは無料です♪

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